前編では、足けりバイクのコツをレクチャーしました。
前編はこちら
その後楽しく乗っていただけていますか? このブログが、少しでも上達の助けになったら嬉しいです!
さて今回は、足けりバイクから自転車に移行するときの大事なポイントを伝授します。
1.足けりで進めたら、バランス感覚を身につけよう!
足けりでスピードをつけて進めるようになったら、次は両足を地面から離してバランスをとる練習「バランスゲーム」をしましょう。
「いち、に、さーん!」の掛け声に合わせて蹴った後、両足をあげたままどこまで進めるか、何秒間足をあげていられるか、ゲーム感覚で楽しむとどんどん上達していきます。最低3秒は両足を地面から離せていられるよう、がんばってみましょう! これが出来たら、もう自転車に乗れたと言っても過言ではありません。
止まる時には足で止めるのではなく、ブレーキを握ると止まることを教えてあげてくださいね。
2.自転車練習のためのセッティング
バランスゲームで長時間両足をあげられるようになったら、いよいよペダルをつけて漕ぐ練習に入りましょう。
ペダルはご自宅でカンタンに取り付けが可能です。(ペダル取付方法はコチラ) ご自宅での取り付けが不安な方は自転車店でも取り付けてもらえますよ。(作業費用が有料の場合がありますので、お店にお問い合わせください)
次はサドルとハンドルの高さ調整です。サドルの高さは通常であれば、両足のつま先がつくくらいがベストな高さですが、初めての場合はかかとも地面にピッタリつく高さにしておいた方が、怖がらずに乗ることができます。ケッターサイクルはひざが窮屈になりにくい設計になっているので、まずはきちんと足がついた状態からスタートしましょう。ハンドルはお腹の前あたりに来るのがベストです。
3.ペダルを踏みこんでみよう!
ペダルをつけて最初につまずくのは、“漕ぎ出し”です。止まった状態だとペダルが重く、踏み込もうとするとバランスを崩してしまいます。なので、最初からペダルを踏みこむのではなく、最初は足けりで進みます。足で蹴ってスピードが出たところで両足を上げた後、ペダルに足をかけましょう。
「①足けりでスピードをつける➡②両足上げてバランスをとる➡③ペダルに足をかける➡④ペダルを踏みこむ」の順です。その順番で練習を繰り返しているうちに、自転車に乗れるように!!
自力で③まで行くのが難しい場合は、大人が後ろから押してスピードをつけてあげましょう。ケッターサイクルはママキャッチハンドルがついているので、軽く掴んで前に押しながら、足をペダルに載せるタイミングまでサポートするとベストです。
4.ペダルを漕いで、ちょっと長く進んでみよう
ペダルに足をかける時、慣れないうちはペダルを目で見て乗せるため、その間にスピードダウン&ハンドルがぐらついて、バランスを崩してしまいます。
スムーズに前に進み続けるには、
①足元を見ず、常に進行方向を見る。(足でペダルの位置を把握する)
②ペダルに足をかけたら、すぐに漕ぐ(スピードを落とさない)
ことが必要です。この2つをマスターするためにはパパママの掛け声が効果的! 「前見て!」「漕いで漕いで!足を止めないで!」と前に立って声掛けしましょう。コツを体で覚えるまで、たくさん声掛けしてあげてくださいね! 自力で漕いで進めるようになった瞬間は感動的です。お見逃しなく!
おわりに
2回にわたり自転車練習方法をご説明しましたが、ポイントはわかりましたか? もちろん習得には個人差があるので、お子さんが怖がっているのに無理に練習させるのはNG。自転車習得に一番大切なのは、お子さんの「やる気」です!
最後に、自転車に乗れるようになっても交通ルールがわからない未就学のうちは、危険ですので公道では乗らないようにしてくださいね。またスピードを出し過ぎて転んだり、お友達にぶつかったりしないよう、大人が目の届くところで安全に配慮しながら、自転車を楽しみましょう!